中秋の名月

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今年も我が家に月餅が届いた。毎年この季節になると贈っていただくので、すっかり恒例行事になっている。

月見団子ではなく月餅を食べるのが我が家の定番スタイル。

本来なら大きな月餅を切り分けて家族みんなで食べるのが「家族円満」の象徴らしいが、大きいサイズだと食べ切れないから、小粒サイズが食べやすくてちょうどいい。

ちなみに友人や遠くに住む家族に月餅を贈るのは、円満・感謝・幸福を祈る意味があるんだとか。

月餅の詰め合わせの写真
秋を告げるススキのブーケ

お花屋さんで売られているススキの入ったブーケを見ると、「ああ、もうそんな季節か」と思う。

散歩道を歩いていてもススキが伸びていたりするものだから、いろんな場所から少しずつ秋の気配を感じて楽しい。

春と秋の始まりは特に好きだけど、季節の変わり目って体調を崩しやすいのが辛いところ。

だから余計に行事食で、ゲン担ぎをしているのかもしれない。

旧暦8月15日

今日は「十五夜」や「中秋の名月」と呼ばれ、秋の収穫を祝い感謝する日。

昔の貴族たちは、十五夜にお酒を楽しみながら、池に映る月を愛でたそうだ。

水に映る月、と聞くと「鏡花水月」という言葉を思い出す。

鏡に映った花や、見ずに映った月は、見えるけれど手には取れない。

そういう感覚ってなんか雅だよな〜……。

現代人は日常の忙しさに追われて、池に映る月どころか、夜空にさえ目を向けることも少なくなっている気がするけれど、十五夜の今日ぐらいはゆっくり月を見ようかな。

P.S. 今日の夕飯は、月見うどんと里芋の入った煮物を食べました。

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